顧問税理士がいない場合の税務調査|スポット依頼の費用相場と受けてくれる税理士の探し方
税理士 高橋 英明
税務調査の連絡が来たけれど、顧問税理士がいない。
個人事業主や小規模法人の中には、日頃は自分で確定申告をしている方も多く、税務調査の段階で初めて専門家の必要性を感じるケースは少なくありません。
結論から言うと、顧問契約がなくても税理士に税務調査の立会いを依頼することは可能です。
実際、税務調査の対応だけを依頼するスポット依頼は多くの税理士事務所が対応しています。
この記事では、顧問税理士がいない場合の税務調査の対応方法、スポット依頼の費用相場、そして調査対応を受けてくれる税理士の探し方をわかりやすく解説します。
目次
顧問税理士がいなくても税務調査は対応できる?
税務調査の通知が届いた場合でも、顧問税理士がいないからといって調査を受けられないわけではありません。
税務調査は基本的に次のいずれかの方法で対応できます。
| 対応方法 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 自分で対応 | 費用はかからない | 会計知識がある人 |
| 税理士にスポット依頼 | 調査対応だけ依頼できる | 多くの個人事業主 |
| 顧問契約を結ぶ | 今後の税務も任せられる | 法人・事業拡大中 |
個人事業主やフリーランスの場合、税務調査だけ税理士に依頼するスポット契約がよく利用されています。
ただし、税務調査では専門的な質問や交渉が必要になることもあるため、会計知識に自信がない場合は税理士のサポートを受けた方が安心です。
顧問税理士がいないからといって、諦める必要はありません。
スポットで依頼できます。
税務調査を税理士にスポット依頼するメリット
税理士に税務調査を依頼すると、単なる立会い以上のメリットがあります。
① 調査官とのやり取りを任せられる
税務調査では、調査官からさまざまな質問を受けます。
税理士が同席している場合、専門的な質問や税法の解釈を税理士が対応してくれるため、不要な発言を防ぐことができます。
特に次のような質問は、回答を誤ると不利になる可能性があります。
- ・売上計上のタイミング
- ・経費の判断基準
- ・個人的支出と事業支出の区分
税理士が同席していれば、こうしたポイントを適切に説明してもらえます。
余計なことを言って、不利になる。
これを防げます。
② 不当な指摘を防げる
税務調査では、調査官の見解と納税者の認識が食い違うことがあります。
税理士がいない場合、調査官の指摘をそのまま受け入れてしまうケースもありますが、税理士が立ち会えば法的根拠をもとに反論することも可能です。
結果として、追徴課税を最小限に抑えられる可能性があります。
調査官の言いなりにならない。
ちゃんと反論できる。
これが大きいです。
③ 精神的な負担が軽くなる
税務調査は多くの人にとって慣れない経験です。
調査官とのやり取りに不安を感じる方も少なくありません。
税理士が間に入ることで、調査対応のストレスや心理的負担を大きく軽減できます。
一人で対応する不安、相当なものです。
税理士がいるだけで、安心感が違います。
税務調査のスポット依頼の費用相場
税務調査のスポット依頼の費用は、事業規模や調査日数によって変わりますが、おおよその相場は次の通りです。
| サービス内容 | 費用相場 |
|---|---|
| 事前打ち合わせ | 3万円〜10万円 |
| 調査立会い(1日) | 5万円〜10万円 |
| 修正申告対応 | 3万円〜10万円 |
| 調査一式対応 | 10万円〜30万円 |
個人事業主の場合、トータルで10万円〜20万円程度になるケースが比較的多いと言われています。
一方で、法人や売上規模が大きい場合は、30万円以上になることもあります。
また税理士事務所によっては、以下のような料金体系があります。
- ・日当制
- ・パック料金
- ・成功報酬型
料金体系が異なるため、事前に確認しておくことが重要です。
10万〜20万円。
高いと思うかもしれませんが、追徴課税が100万円減れば、十分元が取れます。
税務調査のスポット依頼を受けてくれる税理士の探し方
顧問税理士がいない場合、税務調査を依頼できる税理士を自分で探す必要があります。
主な探し方は次の通りです。
① 税務調査対応を専門にしている税理士を探す
税理士にも得意分野があります。
税務調査の交渉経験が豊富な税理士を選ぶことが重要です。
例えば、次のようなキーワードで検索すると見つけやすくなります。
- ・税務調査 税理士
- ・税務調査 立会い 税理士
- ・税務調査 専門税理士
税務調査を多く扱っている税理士は、調査官の着眼点や交渉の進め方に慣れていることが多いです。
普通の税理士と、税務調査に強い税理士。
違います。
専門家を探してください。
② 税理士紹介サービスを利用する
最近では、税理士紹介サービスを利用して税理士を探す人も増えています。
紹介サービスでは、以下をもとに税理士を紹介してもらえるため、効率的に探すことができます。
- ・地域
- ・料金
- ・得意分野
自分で探すのが大変なら、紹介サービスを使うのも手です。
③ 地元の税理士事務所に直接相談する
税務調査は地域の税務署が担当するため、地元の税務署事情に詳しい税理士を選ぶのも一つの方法です。
地域密着型の税理士事務所では、税務調査のスポット依頼を受け付けているケースも多くあります。
地元の税務署の傾向を知っている税理士、これも強みです。
税務調査の依頼はいつまでにすべき?
税務調査の通知が来た場合、できるだけ早く税理士に相談することが重要です。
税務調査は通常、次のような流れで進みます。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 事前通知 | 税務署から電話や書面で連絡 |
| 日程調整 | 調査日を決定 |
| 事前準備 | 帳簿・資料の確認 |
| 税務調査 | 調査官が来訪 |
| 指摘・修正申告 | 必要に応じて対応 |
税理士に依頼する場合、事前準備の段階から関与してもらう方が有利です。
調査当日だけ依頼するよりも、資料整理や想定質問の対策ができるためです。
調査の前日に連絡しても、遅いです。
通知が来たら、すぐに相談してください。
税務調査を依頼する税理士を選ぶポイント
税務調査の対応を依頼する税理士を選ぶ際は、次のポイントを確認すると安心です。
① 税務調査の実績があるか
税理士の中には、申告業務中心で調査対応の経験が少ない人もいます。
税務調査の実績があるかどうかは重要な判断材料になります。
年間何件の税務調査対応をしていますか?この質問、してください。
② 料金体系が明確か
税理士事務所によって料金体系が異なるため、以下が明確に提示されているか確認しましょう。
- ・日当
- ・追加費用
- ・修正申告費用
後から追加料金を請求された、とならないよう、最初に確認してください。
③ 説明がわかりやすいか
税務調査では専門的な内容が多いため、わかりやすく説明してくれる税理士を選ぶことも重要です。
相談時の対応や説明の丁寧さは、税理士選びの大きな判断材料になります。
難しい言葉ばかり使う税理士、避けてください。
わかりやすく説明してくれる人を選んでください。
よくある質問(FAQ)
Q. 税務調査の途中から税理士を依頼できますか?
可能です。
税務調査が始まってからでも税理士に依頼することはできます。
ただし事前準備ができないため、早めに相談する方が有利です。
Q. 税理士がいないと税務調査で不利になりますか?
必ずしも不利になるわけではありませんが、税法の解釈や交渉が必要な場合、専門家がいた方が適切に対応できる可能性が高くなります。
Q. 税理士に依頼すると追徴課税は減りますか?
必ず減るとは限りませんが、税理士が根拠をもとに説明することで、不要な指摘を防げる可能性があります。
まとめ|顧問税理士がいなくても税務調査は対応できる
顧問税理士がいない場合でも、税務調査はスポット依頼で税理士に対応してもらうことが可能です。
特に次のような場合は、税理士に相談することで調査対応がスムーズになります。
- ・税務調査が初めて
- ・帳簿に不安がある
- ・追徴課税が心配
税務調査は対応の仕方によって結果が大きく変わることもあります。
調査通知が届いた場合は、一人で悩まず、税務調査の経験が豊富な税理士に早めに相談することが重要です。
顧問税理士がいない。
だから、税務調査は一人で受けるしかない。
そう思っていませんか?違います。
スポットで依頼できます。
費用は10万〜20万円程度。
高いと思うかもしれません。
でも、一人で対応して、余計なことを言って、追徴課税が100万円増える。
これと比べたら、どうでしょう。
税理士に依頼する方が、はるかに安上がりです。
税務調査の通知が来たら、すぐに税理士を探してください。
スポット依頼を受けてくれる税理士、たくさんいます。
一人で戦わないでください。
専門家の力を借りてください。
それが、あなたの事業を守る方法です。


